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2005.09.19

早速バグ発見(IPMessengerプラグイン:コア)

j2sdk1.4.2(Windows,Linux)でEclipseを動作させているときに,何らかのメッセージを受け取ると文字列解析に失敗(NoSuchMethodError)する。コアのバージョン0.0.1を公開したので,j2sdk1.4.2を使用している方はアップデートして欲しい。

外見の現象としては,ユニキャストを受信できないというものだった。開発開始当時,DatagramSocketの使い方を間違っていて,ブロードキャストされたものしか受信できないという全く同じ現象がでたので,「あれ?JDK1.5とJDK1.4.2でDatagramSocketの実装が違うの?VMのバージョン見てDatagramSocketの使い分けしないといけない?」とか疑ってしまった。

なんてことはない。JDK1.5から搭載されたAPIを使ってしまっていただけのことだった。早合点してしまった自分に反省。orz

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2005.09.18

IPMessengerプラグイン公開開始しました

予告していたIP Messenger for Eclipseだが,アップデートサイトに配置し,公開を開始した。

update-site: http://www.eisbahn.jp/update-site/

ipmsg

今回の公開は,とりあえず「ちゃんと作ってますよ」というメッセージをこめて,バージョン0.0.0で公開することとした。つまり,使い勝手はもちろん,ニックネームの設定もできず,機能も不足していることを完全に自覚した「お試しバージョン」として捉えて欲しい。

なので,Eclipse3.1+JDK1.5.0_04(Windows, Linux)の組み合わせでしか動作確認をしていない。JDK1.4.2シリーズでもうまくいくとは思うけど,もしうまく動作しなかったらコメントを寄せて欲しい。

IP Messengerビューとして作成してあるので,[Windows]-[Show View]メニューで「Other」カテゴリからビューを表示して使用する。使い方については,前回のエントリを参考にして欲しい。

このバージョン0.0.0では,超基本的な機能として,ネットワークへの参加・脱退,メッセージの送信・受信,開封確認という機能のみの実装である。不在通知や暗号化,ファイル転送については,たぶん後回しにする。それよりも,Eclipseならではの機能の実装を優先するつもりでいる。何故かは,そのうち発表しようと思う。

IP Messengerプラグインは,コアとUIの2つのプラグインに分けて開発した。コアはIP Messengerの基本的な機能を提供するプラグインだ。ネットワークへの参加・脱退,メッセージの送受信,ネットワーク上にいるユーザの管理などが,コアにより行われる。UIのプラグインは,コアの機能を使用して,ユーザインタフェースを提供する。

コアのプラグインについては,拡張ポイントも準備している。ソース公開を後日予定しているので,興味のある方についてはもう少しお待ちくださいということで。

「動かない!」「いい感じ!」「こんな機能が欲しい!」「こんな操作感がいいのでは?」などなど,どしどし意見を寄せて欲しい。あまり否定的な意見だとモチベが下がっちゃうので,できれば前向きな意見を下さると嬉しいかも。

では,お試しくださいっ!!

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2005.09.05

IPMessengerプラグイン作ってます!

翻訳プラグインの超マイナーバージョンアップのお知らせを久々にエントリしたこのブログ。気がつけば,10万件アクセスを突破した。着実にEclipseプラグイン開発が広がりを見せている証拠だと思う。非常に嬉しい限りだ。

さて,最近の自分といえば,Eclipseプラグインから離れていた・・・わけではなく,新プラグインの開発を虎視眈々ともくろんでいた。そしてついさっき,基本的な機能が動き出したので,ここで紹介しようと思う。

今僕は,IPMessengerのEclipseプラグイン版を開発している。その画面イメージは以下のような感じだ。

ipmsg1

左側にメンバーの一覧とメッセージの入力エリア,右側に送受信履歴とメッセージの表示エリアを配置している。[送信]ボタンを配置すると場所をとってしまうので,入力エリアで「Ctrl+Space」キーを押すことで送信できるようにしている。送信したメッセージが開封されたときは,送受信履歴一覧の未読の「○」が消えるようにしている。

送信処理のリトライ送信やメッセージの暗号化,ログファイルの出力など,本来のIPMessengerが持つ基本機能をまだ実装していないので,一般公開はもうちょっとかかりそう。まぁ,IPMessenger開発研究室からC++やJavaの参考にできるコードを入手できるので,そう時間はかからないはず。

それよりも,Eclipseプラグインだからこその機能をいろいろと盛り込んでみたい。今思っているのは,
  (1) 「プロジェクト/ファイル/位置」をメッセージに付加して,相手側のエディタで表示させる機能。
  (2) あるコードを変更したことを,他ユーザに通知する機能
って感じだ。共同作業の助けとなる機能が中心になるだろう。もちろん,相手が普通のIPMessengerでも,読んで意味のわかる記述にする必要がある。

とにかく,元のIPMessengerがダイアログベースなものなため,ユーザインタフェースについては,まだまだかなり改善しないといけない。エディタとの連携というか,エディタ上にいろいろ噴出し的な表示をするようにしても面白いかも。

もし「こうして欲しい」みたいな意見などがあれば,是非コメントを寄せて欲しい。もちろん,基本機能を最優先に搭載して,さっさと一般公開するようにするつもりだが,さくっと組み込めるものであれば一緒に組み込むことも可能だと思うので,どしどし意見をくれると嬉しい。

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